高校生の全盲ドラマー、上智大生とジャズでコラボ「一人で生きていける人はいない」
高校生の全盲ドラマー酒井響希さん(17)と上智大学のビッグバンド、New Swing jazz Orchestraが共演した。響希さんは「一人で生きていける人って絶対にいないと思う」と述べ、「障がいがあっても輝ける場所がある」とのメッセージを世の中に伝えていきたいと語った。
石丸伸二市長と議員の対立を描く社会派演劇 演出中津留章仁氏に聞く「掟」
広島県安芸高田市の石丸伸二市長をめぐる対立を素材にした演劇「掟」は下北沢で2月に上演され、それが映画となって、8月30日、公開される。脚本を書いた中津留章仁さんにインタビューした。劇団トラッシュマスターズはもともと「世直し」をテーマに掲げ、地方自治を取り上げてきた。
82歳の今も夢に原爆「お母ちゃん助けて」、原子力に「これが地球を救う」
広島市内の中心部で被爆したときは3歳だった。爆風でガラスが左上腕に刺さり、傷口が閉じるのに7年かかった。三菱重工業に就職して原子力を学び、原発建設のために重機を提供する仕事に携わった。飯田國彦さん(81)は、上智大学新聞学科の学生たちを前に、自身の被爆体験を語った。
オリンパス現地法人が契約した中国コンサル 会長が共産党幹部への長年の贈賄で有罪
オリンパスは2014年、中国共産党幹部との長年の癒着を同年6月に摘発された中国・深圳の業者に、中国税関当局との折衝を依頼し、同年12月に5億円弱の成功報酬を支払った。これは実質、贈賄への加担ではないのか。そんな疑問から起こされた株主代表訴訟が大詰めを迎えている。
核兵器転用可能な高濃縮ウランの国内保有量の公開を拒否、岸田政権でも
核兵器への転用が可能な高濃縮ウランの保有状況を明らかにしない政府方針が岸田政権でも貫かれている。岸田首相は核兵器国に対し核戦力の透明性の向上を呼びかけ、高濃縮ウランを含む核分裂性物質の「生産状況」の情報開示を求めたが、そのおひざもと日本の「保有状況」は不透明にしておきたい?
災害の情報が聞こえず、逃げ遅れる 難聴者の不安に「耳マーク」グッズ
災害時、聞こえなくて逃げ遅れるという事態が二度と起きないようにと、聴覚障害者であることやそのサポーターであることを周囲に知らせる「耳マーク」グッズを着用しようと呼びかけられている。バンダナに腕章、ベスト、旗、バッジもある。しかしその普及には課題がある。
高校野球の現場、暴力といじめ 当事者の告白「本当に痛かった」
高校野球の現場では、依然として暴力が振るわれ、いじめがある。加害者は野球を続けられるにもかかわらず、日本高等学校連盟の規定が障害となって、被害者は野球を継続しづらい現実がある。3人の当事者から生々しい告白を聞いた。
箱根駅伝「当日変更」1143件 正選手の3分の1が実際は走らず
箱根駅伝では、正選手のうち実に3分の1以上が、競技当日の朝になって、檜舞台から引きずり降ろされ、別の選手への交替を余儀なくされている。「当日変更」の制度が、選手の不調やケガが理由ではなく、チームの戦略として使われている実態があるのだ。過去19年の当日変更1143件を分析した。
原発事故の除染土 福島から新宿御苑へ 環境省の計画公表から1年
福島原発事故で生じた「除去土壌」の一部を新宿御苑に持ち込もうという環境省の計画が2022年12月に明らかにされ、1年が経過した。最初で唯一の地元説明会が同月21日に開催されてからも1年が経つが、2度目の説明会はついに1度も開かれておらず、新宿区から「ほったらかし」との声も。
福島除染土の新宿御苑搬入計画「1年ほったらかし」 で新宿区は「予定ないと認識」
福島原発事故で発生した「除去土壌」を東京都心部の新宿御苑に持ち込もうという環境省の計画が2022年12月に公表されてから1年たった。わずか28人しか参加しなかった公表直後の最初の1回を除けば、この1年、近隣住民や区民に対する説明会はなかった。区議長いわく「ほったらかし」が続く。